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制作記

【多摩(フジミ、艦NEXT)】製作記②(船体と甲板の作成)

こんにちは、なみだれです。

前回 多摩(フジミ、艦NEXT)の製作記①(ボーナスパーツの取り付け)からの続きです。

今回から実質的に組み立てを開始していきます。

組立説明書1-5船体、甲板、スクリューの組み立てを行っていきます。また船体の艦底と台座に磁石を仕込み、固定できるようにしました。

船体の組み立て

組立説明書の1、船体を組み立てていきます。

多摩(フジミ、艦NEXT、1/700)の組立説明書 船体

R2を船体Aにはめ込みます。スナップフィットなので力を入れて奥まではめ込みましょう。もし引っかかるあるいは浮いてしまうようなときは、ランナーから切り出したときのゲートが残っている可能性が高いです。

多摩(フジミ、艦NEXT、1/700)の船体組み立て

別のパーツU22でゲート処理について簡単に説明します。ランナーからパーツを切り出すとランナーとパーツを繋ぐ”ゲート”が下の写真のように残ります。

この写真ではわかりやすくするためにゲートを多く残しています。

多摩(フジミ、艦NEXT、1/700)のゲート処理

このゲートをニッパーでできるだけきれいに切ると下の写真のようになります。この段階でパーツのゲートのある面をさわると引っかかりがあると思います。この引っかかりがパーツをきれいに取り付ける邪魔になります。

多摩(フジミ、艦NEXT、1/700)のゲート処理

この引っかかりをなくすためにやすりがけをします。艦船模型のパーツは小さいこととモールドと呼ばれる凹凸で舷窓等の表現をしていることが多いので必要な部分だけヤスリがけをします。ガンプラでよく使われるスポンジヤスリは大きすぎて使いどころがないです。

私は、下のような金属ヤスリを使っています。

多摩(フジミ、艦NEXT、1/700)のゲート処理

金属ヤスリの注意点は、往復でゴシゴシしないことです。ヤスリの刃やパーツを傷める原因になります。

基本は押す時にのみ削る感じにします。これできれいにパーツがはまると思います。またゲートの跡もわかりにくくなり見栄えも良くなると思います。

キャンバス覆いM1、M2を船体に取り付け、U5とU7を甲板に取り付けました。これらのパーツもきれいにゲート処理が必要です。

また甲板にシール⑭と⑤も貼ります。これらのパーツは艦NEXT以外のキットでは、塗り分けで表現される事が多いです。(シールの錨や掃海具は別パーツになることもたまにはあります。)

多摩(フジミ、艦NEXT、1/700)の船体組み立て

船体にH11を取り付け、ホーサーリール(ホーサー=繋留索(もやい)を収納するためのもの)にシール③(甲板用)を巻きつけました。

多摩(フジミ、艦NEXT、1/700)の船体組み立て

甲板R3を船体にはめ込みました。これで組立説明書の1、船体は完了です。

多摩(フジミ、艦NEXT、1/700)の船体組み立て

ここから組立説明書の2、魚雷発射管になります。まず、魚雷N6を4個、U10、F2を切り出しました。

多摩(フジミ、艦NEXT、1/700)の船体組み立て

F2には、ホーサーリールのシール③を貼りました。また後部魚雷も取り付けました。

多摩(フジミ、艦NEXT、1/700)の船体組み立て

前部の魚雷と通路U10を取り付けました。U10は奥まできっちりはめ込みます。また魚雷は少し緩かったので脱落防止のため接着しました。

多摩(フジミ、艦NEXT、1/700)の船体組み立て

船体に固定用の磁石を仕込む

ここで台座と船体を固定するために磁石を仕込みました。穴を開けてボルト・ナットを仕込むやり方もありますが、穴をあける手間がかかることと、一度穴をあけると位置の調整ができないので磁石の方を選択しました。磁石の場合は、台座の磁石を取り外せば位置の調整が後からでも可能です。またボルトナットよりも磁石のほうが、100均ショップなどで入手しやすいことも利点です。下の写真は今回使用したSeriaのマグネットの写真です。

磁石による固定法の欠点は、ボルトナットに比較すると固定力が弱いことです。ただ、艦船模型はそれほど重くないので私は気にしないことにしています。

セリアの超強力マグネット

磁石とプラスチックの接着は、瞬間接着剤や下記のような多用途の接着剤を使います。

船体に磁石を接着しました。多摩は軽巡でそんなに大きくないので中央に1個だけ仕込みました。

多摩(フジミ、艦NEXT、1/700)の船体に磁石を接着

何故か台座の作成が最後になっていますが、置き場として使いやすいのでここで作成しておきました。

多摩(フジミ、艦NEXT、1/700)の組立説明書 13台座

台座の裏側にも磁石を接着します。磁石にはNSがあるので表裏を確認してから接着しましょう。

多摩(フジミ、艦NEXT、1/700)の台座に磁石を接着

これで台座と船体が、磁石でくっつくようになりました。

甲板の製作

組立説明書の3、4甲板の制作に取り掛かります。

多摩(フジミ、艦NEXT、1/700)の組立説明書 甲板

U1とU2、H25を切り出しました。

多摩(フジミ、艦NEXT、1/700)の甲板パーツ

H25と前部甲板R4を取り付けました。

多摩(フジミ、艦NEXT、1/700)の全部甲板組み立て

U1、U2も取り付けました。

多摩(フジミ、艦NEXT、1/700)の後部甲板組み立て

H18とH24を切り出しました。

多摩(フジミ、艦NEXT、1/700)の後部甲板組み立て

H24を取り付けました。

多摩(フジミ、艦NEXT、1/700)の前部甲板組み立て

R1を取り付けてからH18を取り付けました。

多摩(フジミ、艦NEXT、1/700)の後部甲板組み立て

スクリューの制作

フルハルモデルですのでスクリューを組み立てていきます。説明書には、破損防止で最後でも良いとありますが、台座に固定できるので先に組み立てることにしました。

多摩(フジミ、艦NEXT、1/700)の組立説明書スクリュー

先に右舷側(説明書では上側)からパーツを切り出しました。シャフトは細くとてもヤワなのでやすりがけはしませんでした。ニッパーでできるだけゲ-トを削りました。

多摩(フジミ、艦NEXT、1/700)のスクリューパーツ

このようにきれいにハマりました。プロペラは一応保持されていますが、すぐに取れる状態でしたので最後に接着で固定しました。

多摩(フジミ、艦NEXT、1/700)のスクリュー組み立て

同様に左舷側(説明書では下側)からパーツを切り出しました。

多摩(フジミ、艦NEXT、1/700)のスクリューパーツ

シャフトには金色のシールを貼るのも良いと組立説明書にありましたのでシールを切って貼りましたが、見栄えがいまいちでした。そこで手持ちのガンダムマーカーの金色でペン塗りしました。

左側が付属のシール、右側がペン塗りです。シールの端をうまく見えない位置になるように巻くことができれば悪くないのですが、位置合わせの難易度が高いです。成型色のままにするか、金色に塗ったほうが手軽に綺麗にできます。

多摩(フジミ、艦NEXT、1/700)のスクリュー組み立て

私は、ペン塗りを選択し、下の写真のようにしました。

多摩(フジミ、艦NEXT、1/700)のスクリュー組み立て

船体と艦底を取り付けました。

多摩(フジミ、艦NEXT、1/700)のスクリュー組み立て

これで船体と甲板は完成です。

塗装やエッチングがないと深く考えずに気楽に制作できて、これはこれで楽しいです。

次回 多摩(フジミ、艦NEXT)の製作記③(ボーナスパーツの取り付け)に続きます。

では、今回はここまで。

ABOUT ME
namidare777
なみだれ(七月雨)です。 週末モデラーで艦船模型をメインに作って楽しんでいます。 週末という限られた時間で制作するためにエアブラシを使わずに制作して、10年間で20隻ほど完成させました。 この経験をもとになるべく簡単に制作するポイントをお伝えしていきます。