こんにちは、なみだれです。
前回 多摩(フジミ、艦NEXT)の製作記②(船体と甲板の作成)からの続きです。
今回は甲板上に艤装品を取り付け、船体のスミ入れと煙突の作成を行いました。
スミ入れは、これも任意の工程ですが、簡単にプラモの感じをなくしてリアル感を出すことができますのでチャレンジしていただければと思います。後から完成後にスミ入れしても全く問題ありません。むしろ最後の仕上げのときに行うほうが普通です。今回先にスミ入れするのは、船体特に艦底部は、甲板に色々と取り付ける前にしたほうが、作業しやすいからです。
それでは、作成していきましょう。
甲板への艤装品の取り付け1
組立説明書の6、艤装品1からです。ランナー別に作業していきます。
まずU9、U14を切り出しました。
U9(写真左側ぎりぎり切れていますが)、U14を取り付けました。
次にHパーツ(数が多いので番号は略します)を切り出しました。
H19を取り付けました。
H3、H7、H20、H21、H22、H23を取り付けました。
写真ないですが、前部のH2とH30、H31も取り付けました。
探照灯N8には消灯状態のシール④を貼りました。
次にNパーツを切り出しました。
ここが、このキットの最大の難関、N3の取り付けです。小さいパーツでスナップフィットのためとても取り付けにくいです。
0.7mmピンバイスでわずかに穴を広げるか、0.8mmピンバイスで穴を広げ、スナップフィットではなく接着にしたほうがボーナスパーツと同じで楽です。私は、前者の0.7mmピンバイスでわずかに穴を広げるにしたためパーツを3つ飛ばしてなくしてしまいました。
こういう微小部品は、無理にスナップフィットにするよりも接着剤で取り付ける仕様にしたほうが、より制作しやすいと思います。
他のN1、N8は取り付け向きだけ注意して取り付けました。探照灯N8はなにか当たるととすぐに取れてしまうので接着しておきました。
これで組立説明書6、艤装品1は完了です。
甲板への艤装品の取り付け2
組立説明書7、艤装品2にとりかかります。
U15~U19を切り出しました。
U11、U23、H1、H5、H6、H9、H10を切り出しました。
N10、N11、N13、S4を切り出しました。
ここまでで切り出したパーツを取り付けました。一つ注意点があります。下の写真赤丸H5の向きに注意です。逆の向きに取り付けると煙突が入らなくなります。
後部甲板の機銃台座も下の写真のように取り付けました。
これで艤装品の取り付けも完了です。
よく見ると艤装品1のH23を取り付け忘れています。気づいたのが最後なので最後に取り付けています。
船体のスミ入れ
ここで船体にスミ入れを行いました。スミ入れとは、パーツの凹凸に塗料を塗ることで陰影をはっきりさせて立体感を強調させることです。
スミ入れ塗料は、錆の色に近いタミヤのスミ入れ塗料”ダークブラウン”を使いました。
このタミヤのスミ入れ塗料は、スミ入れの濃度に調整されており、ビンのフタについているブラシで手軽にスミ入れができます。
注意点は使用前によく振っておく必要があります。塗料が底に沈みやすいためです。
スミ入れのやり方は、以下の手順です。
- 塗料瓶をよく振る。
- 蓋を開け、蓋についているブラシに適量塗料を含むようにする。
- 塗装面に塗料をのばして塗る。
- 多く塗りすぎた場合は、ティッシュや綿棒で拭き取る。
- 薄いと感じたら重ね塗りする
艦底、船体側面、艦首の錨甲板についてスミ入れ前後の写真を並べてみました。
スミ入れをすることで陰影がはっきりして、さらにダークブラウンのサビのような色によってプラスチック感が減ったように見えないでしょうか。
注意点ですが、エナメル塗料の溶剤はプラスチックを侵しやすく、耐久性をおとしたりヒビが入ったりします。塗りすぎないように注意が必要です。
煙突の作成
組立説明書8の煙突周囲の制作に入ります。
第1煙突のパーツを切り出しました。
第2煙突のパーツを切り出しました。
第3煙突のパーツを切り出しました。
煙突付属の配管パーツはとても折れやすいので切り出す時に折らないように注意しましょう。
煙突の組み立ては特に問題なく組み上がりました。配管のスナップフィットが少し弱めで外れやすかったので念の為接着しました。
今回はここまでにします。
次回は 多摩(フジミ、艦NEXT)の製作記④(主砲、艦橋、マストの組み立て)に続きます。
では、今回はここまで。