こんにちは、なみだれです。
今回は、朝潮(ハセガワ、ハイパーディテール)の製作⑩(塗装作業)の続きです。
ホーサーリール、階段、艦尾、艦橋の手すり、浮き輪の取り付けとデカールの貼り付けをしていきます。
ホーサーリールの組み立て
MA87、MA90、MA100の3種類の大きさのホーサーリールがあります。
一番小さいのがMA100でその次にMA90、一番大きいのがMA87です。


ここでホーサリールについて、少し詳しく説明します。
”艦船模型の制作術 総ざらい1”より写真を持ってきました。
ホーサーリールとは、ホーサー(係留索、もやい、船を岸壁に縛り付けるための紐)を収納するためのものです。下の写真のホーサーリールはホーサーが巻かれていない状態のものです。

下の写真の主砲の前に並んでいる白い円柱状のものが、ホーサーリールです。普段はこのようにカバーで覆われていました。

下の写真は、ホーサーリールの工作例です。プラ棒の軸に銅線を巻きつけて、ホーサーリールのエッチングに取り付けています。

ホーサーリールの大きさは、5mm以下なので、上の写真のような銅線を巻いて、エッチングパーツに取り付ける細かい作業は、私には荷が重いです。
そこで今回は、以下のようにホーサーリールを作成するようにしました。
0.6mm、1mmの丸棒と外径が1mmのスプリング(同じ1mmのはずですが、スプリングのほうが太いです)の3つをホーサーリールのパーツにしました。
スプリングの塗装前はこのように黒光りしています。

0.6mm、1mmの丸棒と1mmのスプリング(写真左から)をPOSCAの灰色で塗りました。

真ん中の大きさのホーサーリールを作ります。MA90と1mmのプラ丸棒を合わせました。

丸棒の長さをエッチングパーツに合わせるのに少し慣れが要りました。

次は一番大きいホーサーリールです。MA87と1mmのスプリングを組み合わせました。

スプリングは中空なのでエッチングパーツとの接着に苦労しました。この記事を書いているときに気付いたのですが、スプリングの中に0.6mmの丸棒を芯として接着すれば、より作りやすいと思います。

最後に一番小さいホーサーリールです。MA100と0.6mmの丸棒を使いました。

作成したホーサーリールは、紛失しないように100均に売っているような小物入れに保管しました。
階段の組み立て
艦橋と煙突の間にある階段を作ります。


MA58を切り出しました。

階段の手摺の部分だけを曲げて、甲板に取り付けました。階段部分は、調べたところカッターの刃を入れれば曲げることは可能だそうです。しかし、以前に試しましたが、うまく曲げることができずエッチングパーツを破損してしまいました。それ以来、私は、この種の階段パーツは階段部分はそのままで制作しています。
下の写真のように少し遠目で見れば、階段部分も全く違和感ありません。

艦尾の組み立て

船体の艦尾にF7とB2を接着しました。

艦橋後部の手すり設置
艦橋の後部の手すりMA12、MA13を取り付けていきます。

MA12とMA13を切り出しました。MA12は艦橋の形状に合わせて曲げました。

ピッタリ合うように曲げてから接着しました。合わせて前部マストも艦橋の穴に差し込んでおきました。


浮き輪の取り付け
エッチングパーツのMA80は浮き輪です。合計6箇所に取り付けていきます。

煙突の下の部分に左右両側に1箇所ずつ取り付けます。

反対側も同様です。

第2砲塔基部にも浮き輪を取り付けます。



第2砲塔基部の左右両側に取り付けました。

最後に艦橋の両側にも取り付けます。



これで浮き輪6箇所の取り付け終わりました。
デカールの貼り付け
日章旗と旭日旗のデカールは、0.1mm厚のプラ板に貼りました。こうしておいて、必要な分だけハサミで切り取り、使用します。

喫水標のデカール⑧~⑫は、組立説明書の通りに貼りました。開戦前という設定にして艦名のデカール⑤(艦尾)と⑦(両サイド)を使いました。
⑥は艦載艇に使用しました。

艦首の喫水標⑧⑨を貼りました。

中央部の喫水標⑩と艦名⑦を貼りました。また艦載艇にも⑥を貼りました。


艦尾の喫水標⑪⑫も両側に貼りました。

艦尾の艦名も⑤を貼りました。

次回、朝潮(ハセガワ、ハイパーディテール)の製作⑫完成(手すり等の取り付け)に続きます。
では、今回はここまで。