こんにちは、なみだれです。
今回からは、朝潮(ハセガワ、ハイパーディテール)の製作に入ります。
梅田のヨドバシの艦船模型コーナーを見ていた時にこの限定版の朝潮と夕雲を見つけ、気づいたときには両方買っていました。
建造の順番に合わせて、先に朝潮を作っていきます。
朝潮とはどんな船
朝潮型駆逐艦の1番艦です。朝潮型では軍縮条約でムリして小型化していた初春型、白露型の大きさを特型並に戻し、良好な性能となりました。次の陽炎型もほぼ同じ艦型になりました。
朝潮の艦歴は以下のとおりです。
1937年 昭和12年 佐世保海軍工廠で竣工。
1941年 昭和16年 マレー第1次上陸作戦、リンガエン湾上陸作戦の護衛任務。
1942年 昭和17年 バリ島沖海戦で同型艦の大潮とABDA艦隊の軽巡洋艦3隻、駆逐艦7隻と交戦し、駆逐艦1隻を撃沈、軽巡と駆逐艦1隻ずつに損害を与えた。
ミッドウェイ海戦では、攻略部隊に属したが、大破した重巡洋艦最上の護衛でトラック泊地に向かった。
第3次ソロモン海戦に参加。鼠輸送にも従事する。
1943年 昭和18年 輸送船団の護衛中、ビスマルク海海戦(ダンピール海峡の悲劇)で空襲により撃沈。
より詳しくは、WIKIを御覧ください。
キットレビュー
箱を開けると船体とランナーが10枚近くと金色のエッチングパーツ、説明書が2枚にデカールが入っています。

まず内容物の確認をしました。機銃台(G1)の支柱が折れていましたが、エッチングパーツになる部分でしたのでこのまま作ることにしました。

またこの程度の破損でしたら、接着剤で十分にリカバリー可能です。
固定用の磁石の取り付け
まずは船体に固定用の磁石を取り付けます。近所の100均で一番小さいマグネットを用意しました。

磁石を中央に一つおいて、船底と船体を合わせてみましたが、下の写真のように船体の高さより磁石のほうが高くうまくハマりません。

そこで船底を削ることにしました。

部分的に削るときは、マイクログラインダーを使うと楽です。

削って下のようにしました。もし削るのが大変ということであれば、船底に磁石の大きさの穴を開けて船体の裏側に磁石を接着するのもありだと思います。

くぼみに磁石を置き、接着しました。

磁石を接着後、船底と船体をあわせました。今回は、隙間なく合わさりました。

舷窓の穴あけ
舷窓の部分に0.3mmのピンバイスで穴を開けました。パーツ番号と穴の数は以下のとおりです。
| パーツ番号 | 穴の数 |
| 船体A1 | たくさん |
| F1 | 6 |
| F2 | 5 |
| F4 | 6 |
| F6 | 3 |
| B17 | 5 |
| B27 | 2 |
また主砲のエッチング取り付けのためにR1に0.3mmの穴あけをしました。

エッチング取り付けのためのパーツ加工
エッチングパーツを使用する時、プラパーツを切り取る場合があります。そのような時、使うのがエッチングソーです。小さなのこぎりといったところです。

エッチングの説明書にある切り取るパーツです。

まずB7から切り取りました。このB7の赤い部分は、魚雷の次発装填装置です。

エッチングソーを次発装填装置の縁に沿って動かしていきます。

右側が取れました。

同様に左側も切り取りました。

次は掃海具N7N8です。下の写真の赤丸部分を切り取ります。

とても小さいのでニッパーで削除して、軽くヤスリで整えました。

次は甲板上のホーサーリールの削除です。艦橋の前にあるホーサーリールMA90とMA100に相当する部分を切り出していきます。

B1パーツの赤丸部分を削除します。

また後部甲板にもホーサーリールMA87、MA100があります。

A1パーツの赤丸部分を削除していきます。

ニッパーで切り出しました。削除跡が目立ちますが、塗装して上にエッチングパーツを設置するのでこれで良しとしました。下手にヤスリを掛けて周囲に傷をつけないようにしました。

後部甲板は突起物が多くヤスリをかけるのも難しいです。

これで今回は終わりです。
次回、朝潮(ハセガワ、ハイパーディテール)の製作②(艦橋の組み立て)に続きます。
では、今回はここまで。


