こんにちは。なみだれです。
皆様は筆塗りをした後、筆の洗浄とお手入れはどうしているのでしょうか。
薄め液でよく塗料を洗い流す、ラッカー塗料用の薄め液で洗浄する等してから乾燥させて終了。次使う時にはよく洗ったはずなのに筆の毛はパキパキに固まっているという経験はないでしょうか。
思い切って、高い筆を買ってみたものの1回使っただけで筆先がパキパキになってしまい、残念な思いをしたことはありませんか。
そんな時に今回ご紹介する「ブラシエイド」を使うことで、汚れを落とし、筆のトリートメントで長く筆を使用できるようになります。
それではブラシエイドについて紹介していきます。

今回の記事は、以下のブログの内容を大いに参考させていただきました。様々な塗料がついた筆の洗浄写真もあり、とても参考になりました。
ブラシエイドとは
ブラシエイドというのは、商品名で筆の洗浄剤です。筆についた塗料をおとし、トリートメントしてくれる液体です。
この時、塗料を溶解させておとすのではなく、微粒子にして筆から塗料をおとしています。
ビンの外観はこのような感じになっています。

ビンを傾けて底を見るとこのように両脇が深くなっており中心部は波打っている構造になっています。波打っている部分に筆の毛先を当てて残った塗料をこそぎ落とし、両脇のくぼみに塗料が貯まるという仕組みです。
黒くなっているのは、私の洗浄した塗料がたまっているからです。これで20隻程度(途中休みもありますが10年程度)筆塗りで使用しました。新品では透明な液体が、白の半透明ボトルの中に入っています。

ボトルに貼ってある説明書を印刷しました。見てわかりますように有機溶剤を使用していません。水に薬剤を溶解させたもののようです。中の液体は、完全に透明無臭で、少しとろみがあります。長く使わずに置いていると白い結晶みたいなものが析出して蓋についています。

このブラシエイドに筆を浸すと塗料がおちるのはもちろんですが、筆毛のトリートメントによりゴワゴワしていた筆毛が柔らかくなり、ボサボサな筆毛も揃うようになります。
ブラシエイドの使い方
水性アクリル塗料で塗装した筆を洗うときは、以下の手順になります。
- 水洗いで塗料をおとす。
- ブラシエイドで筆を洗う。
- 筆を水ですすぐ。
- 乾燥させる。or水性アクリル塗料であれば、水で濡れた状態で次の色の塗装ができます。
その他の塗料の場合、筆が水で湿った状態なのでこのブラシエイドを使うのは、最後の時のみになります。
まとめますとブラシエイドは、以下のような特徴があります。
- 有機溶剤を使用していないので人にも筆にも優しい。
- 溶解させる洗浄剤ではないので洗浄剤自体が汚れにくいので長く使用できる。
- 筆のトリートメント効果もあり筆の長寿命化にも貢献できる。
- 毛先が整うので筆塗りも上手にできるようになる。
わずか500円程度で長く筆の洗浄に使用できるので是非筆塗りを始めるときには、このブラシエイドを使ってみてください。筆の状態が良くなるのできれいな筆塗りができるようになります。
では。今回はここまで。
