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初心者講習

大砲の代わりに飛行機を載せています【航空母艦】

こんにちは。なみだれです。

今回は、航空母艦の紹介をしていきます。

航空母艦の歴史

航空母艦のwikiには詳細がありますが、簡単に以下にまとめました。

 船に搭載する航空機は最初、水上機からでした。第1次大戦の頃は水上機母艦が、航空母艦と呼ばれていました。

 最初の(今で言うところの)航空母艦は、日米英で第1時大戦後(1920年代前半)に開発されました。第2次大戦前は、戦艦の補助戦力として制空権の確保や雷爆撃を行うことを期待されていました。

 しかし、第2次大戦の真珠湾攻撃とマレー沖海戦で航空機が戦艦に取って代わって主戦力となり、現在に至ります。

日本帝国海軍の航空母艦

航空母艦は歴史が浅く試行錯誤や他の艦種からの改装も多いため同型艦が少なく、種類が多いです。

鳳翔

日本海軍最初の航空母艦です。建造当初は起倒式の3本煙突と甲板上に艦橋があったが、改装でこの後の日本空母と同様に外舷から海面に向けて湾曲する固定式の煙突と前部の甲板下の艦橋に変更されました。

上海事変、支那事変では実戦に参加しましたが、太平洋戦争時には旧式化しており、戦闘に参加することなく、瀬戸内海で訓練していることが多かったです。

赤城

ワシントン海軍軍縮条約で建造途中の戦艦を解体する代わりに航空母艦に改造することが2隻認められていました。赤城はそのうちの一隻です。最初は3段の航空甲板を持つ航空母艦として1927年に完成しました。中段甲板には20cm連装砲2基と艦橋があり、飛行甲板として使えませんでした。下段甲板もほとんど使えなかったようです。1938年に1段の全通式甲板に改造されました。また艦橋も煙突の反対側でバランスをとるために左舷に設置されました。

加賀

赤城と同じく戦艦からの改造です。もともとは赤城と同型艦の天城の予定でしたが、関東大震災で大きく損傷したため加賀が空母に改造されることになりました。赤城と同様に最初は3段の航空甲板を持つ航空母艦として1928年に完成しました。さらに。1935年に1段の全通式甲板に改造されました。艦橋も右舷に設置されました。

日本海軍の空母としては、2番めの大きさを持っていました。

龍驤

ワシントン海軍軍縮条約の枠外である1万トン以下の航空母艦として計画され、1929年に起工されました。しかし、ロンドン海軍軍縮条約で1万トン以下も制限がかかり、1万トン以下で建造する意味がなくなったため、格納庫を2段にするなど大型化して完成しました。

蒼龍

老朽化しつつあった鳳翔の代艦と海軍軍縮条約の航空母艦の建造枠の余りをあわせて、建造が計画されました。最初は20.3cm砲の搭載も要求されており、航空巡洋艦のような艦を計画していましたが、最終的には、まっとうな航空母艦として建造されました。

飛龍

当初は蒼龍の同型艦として計画されていましたが、海軍軍縮条約から脱退し、制約がなくなったため少し大きくして建造されました。ただ、搭載機数や速度などスペック的にはほぼ同じです。また赤城とともに艦橋が左舷側にあります。

翔鶴・瑞鶴

蒼龍・飛龍の拡大発展型です。大型化したことで搭載機数も増え、エンジンも高出力なものを積んでおり、航続距離も伸びました。特に2番館の瑞鶴は真珠湾攻撃からレイテ沖海戦までミッドウェイ海戦を除く海戦に参加している武勲艦です。

瑞鳳・祥鳳

当初は給油艦として建造し、戦時にはすぐに航空母艦に改造できるようにされた艦で高崎、剣崎という名前でした。しかし、民間のタンカーを徴用できるようになったので潜水母艦に変更され、剣崎として完成しました。

1939年に準戦時状態が発令されたため航空母艦に改造されることが決定され、高崎は航空母艦として瑞鳳という名前で完成しました。剣崎も航空母艦に改造され、祥鳳となりました。

1万トン級の小型空母として最低限の艦載機運用能力を持ち、ミッドウェイ海戦以降では主力の正規空母とともに機動部隊を形成していました。

龍鳳

瑞鳳や祥鳳と同様に戦時に航空母艦に改装できるようにして建造されました。航空母艦の前は、潜水母艦大鯨として完成しました。初めて大型艦にディーゼル機関を搭載しましたが、問題が大きく航空母艦への改装時に通常のタービン機関へと換装しました。

 隼鷹・飛鷹

日本海軍が有事の際に航空母艦に改造することを条件に民間会社の日本郵船に補助金を出して、建造させた大型高速客船が元の姿です。橿原丸と出雲丸が、その名前で航空母艦に改造後はそれぞれ隼鷹、飛鷹となりました。

また斜め煙突の艦橋との一体化を採用した最初に完成した艦になります。

千歳・千代田

瑞鳳などと同様に有事に航空母艦に改造できるように最初は水上機母艦として建造されました。1938年に水上機母艦として竣工しました。太平洋戦争の初期も水上機母艦のままでミッドウェイ海戦の敗北を受けて、航空母艦に改造されました。瑞鳳によく似ていますが、1mだけ乾舷(喫水線から飛行甲板までの長さ)が1m低いのが、大きな違いです。

大鳳

日本海軍で初めて飛行甲板に装甲を施した航空母艦です。翔鶴型の船体と機関をベースに設計されましたが、装甲甲板のために大きく異る外観をしています。

装甲甲板の重量のためトップヘビーになってしまったため艦の高さを低くする必要がありました。

日本空母の艦首は支柱で飛行甲板を支える構造が多いですが、高さが低くなったことにより高波で甲板が破損する危険性に対応する必要がありました。そこで英米空母のように艦首部と飛行甲板を一体化したハリケーン・バウ(エンクローズド・バウ)を採用しています。

従来の日本空母の下向きの煙突では、煙突出口が海面に接触する恐れがあったのでこれも上向きにする必要があり、隼鷹型のような斜め煙突を採用しています。設計段階では大鳳のほうが先でしたが、完成が遅かったため隼鷹型でテスト的に採用をしたようです。

このように期待された装甲空母でしたがマリアナ海戦では、潜水艦の魚雷一発で航空ガソリンが漏れ、引火爆発しあっけなく沈没してしまいました。

大鷹型

隼鷹などと同じように日本海軍が有事の際に航空母艦に改造することを条件に民間会社に補助金を出して建造された貨客船を航空母艦に改造したものです。ただ同じ型だけではないので大きさが違うものも同じ大鷹型とされています。

日本では航空母艦用のカタパルトが実用化できなかったためこの大鷹型では、小さく低速だったため航空機の雲鷹が困難でした。そこで専ら各基地への航空機輸送に従事していました。

雲鷹(1/700)完成写真

雲鷹(アオシマ)

雲龍型

飛龍の設計図を改良した中型空母です。大きな違いは、艦橋の位置を左舷から右舷に変更したことです。開戦時には、3隻の計画でしたが、ミッドウェイ海戦の敗北で14隻建造の計画になりました。この内、3隻が竣工し、3隻が起工だけされましたが、戦局悪化で建造中止になりました。

信濃

元は大和型戦艦の3番艦として建造されましたが、ミッドウェイ海戦の敗北で航空母艦に改造されることになりました。1944年に竣工し、第2次世界大戦に参加した航空母艦の中で最大でした。しかし、竣工後わずか10日後、紀伊半島沖で潜水艦の魚雷が4本命中し、出港後1日足らずで沈没してしまいました。

航空母艦の特徴

竣工搭載機数速度[ノット]排水量[トン]全長[m]
鳳翔192214257470168
赤城19276631.236500261
加賀1928722838200248
龍驤193336298000180
蒼龍・飛龍蒼龍:1937
飛龍:1939
5734.315900
17300
227
翔鶴・瑞鶴翔鶴:1941
瑞鶴:1941
723425600257
瑞鳳・祥鳳瑞鳳:1940
祥鳳:1941
272811200205
龍鳳19423226.513000216
隼鷹・飛鷹隼鷹:1942
飛鷹:1942
4825.524000219
千歳・千代田千歳:1943
千代田:1943
3029.411200192
大鳳1944523329300260
大鷹型大鷹:1941
雲鷹;1942
冲鷹:1942
海鷹:1943
神鷹:1943
23
23
23
24
27
21
21
21
23
21
17800
17800
17800
15400
17500
180
180
180
166
198
雲龍型雲龍:1944
天城:1944
葛城:1944
573417000227
信濃1944422762000266

ネットでキットの一覧をまとめました。現在では、入手困難なもの、抜けもあるかもしれません。

WL タミヤWL アオシマWL ハセガワフジミピットロード
翔鶴
瑞鶴
隼鷹
大鳳
信濃
龍驤
蒼龍1941
蒼龍1938
飛龍
千歳
千代田
大鷹
雲鷹
冲鷹
雲龍
天城
葛城
赤城
赤城(3段甲板)
加賀
瑞鳳
祥鳳
鳳翔1944
鳳翔1942
鳳翔1939
赤城
加賀
加賀(3段甲板)
龍驤
蒼龍(1938/1941)
飛龍
翔鶴(1942/1944)
翔鶴1941
瑞鶴1941
瑞鶴1944
瑞鳳
祥鳳
龍鳳1944
龍鳳1945
隼鷹1944
隼鷹1942
飛鷹1944
飛鷹1942
大鳳
海鷹
雲龍
天城
葛城
信濃
龍鳳
千歳
千代田
雲龍
天城
葛城

神鷹

今回はここまで。

ABOUT ME
namidare777
なみだれ(七月雨)です。 週末モデラーで艦船模型をメインに作って楽しんでいます。 週末という限られた時間で制作するためにエアブラシを使わずに制作して、10年間で20隻ほど完成させました。 この経験をもとになるべく簡単に制作するポイントをお伝えしていきます。