こんにちは、なみだれです。
今回は、ピンセットについて説明していきます。
艦船模型を作るときは、細かいパーツを扱うためピンセットが必要と言われています。今回は、
- どんな時にピンセットが必要なのか
- ピンセットの種類は?
- 100均のピンセットは、使えるのか?
の3つのお話をした上でピンセットの選び方について書いていきます。
模型製作でピンセットが必要な時
多摩(フジミ、艦NEXT)のパーツで説明していきます。
まずは、ピンセットの先にあるのは、3連装機銃です。背景の大きい方の四角は1辺1cmなので3連装機銃の大きさは5mm以下です。
一番小さいパーツは、P2の通風筒(ボーナスパーツ)です。大きさは1mm程度です。ここまで小さいと指で、穴にはめ込むのはほぼ不可能です。
シールについても見ていきましょう。ピンセットの先にあるのは、艦載機の胴体に貼る日の丸です。直径2mm程度で、ピンセットを使わないと指定の位置に貼ることも難しいです。
水転写デカールの場合は、指で持つのは不可能なのでピンセットが必需品になります。
このように艦船模型を製作する時、大活躍します。私はニッパーの次に使用頻度が高い工具です。
ピンセットの種類は
では、模型に使用するピンセットにはどのような種類があるのでしょうか。
下の写真は、私が所有しているピンセットです。上からストレートタイプ、鶴首タイプ、一番下が100均で買ったものです。順番に解説していきます。
ストレートタイプ
名前の通り真っ直ぐなタイプのピンセットです。私の使っているタミヤのものは、先端は1mm以下です。
鶴首タイプ
先端が鶴のように曲がっているピンセットです。ストレートタイプよりこの鶴首タイプの方が、奥まったところに取り付けやすく見やすいと言われています。逆に曲がっているため使う時に向きを変える手間がいります。
デカール用
私は持っていないのですが、デカールをつまみやすいように先端が少し幅広になっています。およそ5mm程の幅でデカールのようなシート状のものをつかみやすくしているようです。
100均のピンセットは使えるの?
今まで紹介してきたものは安いもので900円ほど、高いものだと3000円以上するものもあります。では、100均のピンセットとはどう違うのでしょうか。
下の写真は、手元にあった100均で買ったピンセットです。
よく見ると先端の合わせ部分が、僅かにずれているのがわかります。
パーツの大きさと比較していくと3連装機銃程度であれば十分に使える大きさです。
しかし、一番小さいパーツである通風筒は、ピンセットが大きすぎてつまむことはできても穴にはめ込むのは難しいです。
小さいデカールもピンセットが大きくて指定の場所に貼るのは、困難です。
このように100均のピンセットでは、対応できない状況が多くあります。
結局のところ、おすすめは?
これから艦船模型を始める方は、1000円程度の精密ピンセットを選ぶのが良いと思います。ストレートタイプか鶴首タイプについては、私はどちらでも良いと思います。慣れと個人差が大きいです。
ちなみに私が使っているのはタミヤのストレートタイプです。この1本で十分に満足しています。ですので1本目のピンセットは、ストレートタイプをおすすめします。
あまり深く考えずにまずは1本買って、使ってみてください。安く手に入れたいのであれば、メルカリやヤフオク等で中古を手に入れて試してみるのも一つの手です。ただし、いつも出品されているわけではないです。
1隻完成させたところで相性がわかると思います。
自分に合ったピンセットを使えば、パーツを飛ばして探す手間も減ります。
ストレートタイプが自分に合わないと感じたら鶴首タイプも使ってみてください。
では、今回はここまで。