こんにちは。なみだれです。
今回は、一般にあまり知られていない潜水艦、水上機母艦、補助艦艇について書いていきます。
潜水艦
日本では大きさ別に伊号潜水艦、呂型、波型の潜水艦がありました。さらに厳密に潜水艦といえないかもしれませんが、甲標的、回天といった兵器もありました。
伊型
日本では潜水艦というとこの伊型の潜水艦が一般的です。正式には伊号第〇〇○潜水艦と表記するようです。細かくは、WIKIによると27種類もの艦型がありますが、ここでは3つだけ紹介します。
- 海大型 艦隊随伴用 高速 有名な艦 伊168
- 巡潜型 航空機による索敵、長大な航続力 有名な艦 伊58、伊19
- 潜特型(伊400型)潜水空母 有名な艦 伊401
日本の潜水艦は、ドイツやアメリカのように通商破壊ではなく、戦艦による艦隊決戦の補助戦力として整備されたため、独自の発展をしましたが、大きな戦果を挙げることは殆どありませんでした。
| 艦名 | メーカー | |
| 海大型 | 伊156 | WLアオシマ |
| 巡潜型 | 伊56,58 | ピットロード |
| 巡潜型 | 伊9+(呂35) | ピットロード |
| 巡潜型 | 伊16、58 | WLタミヤ |
| 巡潜型 | 伊19 | WLアオシマ |
| 巡潜型 | 伊13,14 | ピットロード |
| 潜特型(伊400型) | 伊400,401 | ピットロード、 WLアオシマ |
その他の潜水艦
- 呂号潜水艦(海中型) 小型で近距離の哨戒用
- 波号潜水艦 より小型で輸送タイプ、水中で高速なタイプ
- 特殊潜航艇等 甲標的、特攻兵器回天
甲標的は、日進(1/700、WL、アオシマ)のパーツとして、ついてきます。

また、実物も江田島の自衛隊敷地内で見ることができます。下の写真の黒く細長いものです。

より詳細は潜水艦のwikiを御覧ください。
模型製作の観点から潜水艦をみると、圧倒的に部品点数が少なく、とても完成させやすいです。また塗り分けが必要な艦載艇もなく、大きさも小さいので筆塗りでも無理なく塗装できます。逆に欠点は、部品点数が少なくシンプルな構造なので作りごたえがないとか見栄えにかけることがあります。また、シンプルな構造なためにごまかしが効きません。塗りのムラやパーツの水平があっていないととても目立ちます。
下の写真は今のところ私が唯一作成した潜水艦で「伊401」です。

水上機母艦
水上機母艦は読んで字の如く水上航空機を運用する母艦のことです。
水上航空機(水上機)とは、水面に浮かぶためのフロートをつけた飛行機です。下の写真(零式水上偵察機)のように主翼の下についている細長いものがフロートです。

水上機はこのフロートのお陰で飛行場がなくても水面があれば離着水が可能なので便利な面もありましたが、フロートがじゃまになり速度や運動性能が低くなるため主に偵察機として、活躍しました。
水上機母艦として建造されたものは、瑞穂、日進、千歳、千代田と4隻あり、同時期に建造されたためよく似ています。
瑞穂
同型艦はなくこの瑞穂のみです。ディーゼル機関なので大きな煙突がないのが、外観上の特徴です。
瑞穂(アオシマ)で制作しました。下記リンクで完成写真が見られます。

日進
同型艦はなくこの日進のみです。特徴は、 艦首の3基6門の14cm連装砲とディーゼル機関なので大きな煙突がないことです。
また、建造途中で甲標的母艦の機能も追加されましたが、好評的で戦果を挙げることはありませんでした。代わりにクレーンを活用して高速(28ノット)な輸送船として活躍しました。
日進(アオシマ)で制作しました。下記リンクで完成写真が見られます。

千歳型
同型艦として千歳、千代田があります。水上機を24機搭載でき、重油の補給も可能でした。
特徴としてテストで作られた艦上機の帰着甲板が、他の水上機母艦との外観上の大きな違いです。この甲板は実際は探照灯と機銃の機銃甲板として使われました。
千代田のみ甲標的も搭載できる改造を受けました。
ミッドウェイの敗戦で千歳、千代田ともに空母に改造されました。
千歳(アオシマ)で制作しました。下記リンクで完成写真が見られます。

秋津洲
この秋津洲は飛行艇母艦です。飛行艇は、大型の水上機で下の写真のように4発のエンジンを積んでいます。大きさも通常の水上機(写真は零式水上偵察機)の3倍程度の長さがあります。

海上自衛隊鹿屋航空基地史料館に二式大艇の現物が屋外展示されています。
この大きさのため秋津洲は飛行艇母艦と称していますが、搭載して運ぶのではなく飛行艇を運用、整備する動く基地のような艦になっています。
秋津洲(アオシマ)で制作しました。下記リンクで完成写真が見られます。
他にもピットロードからも出ています。

上記以外の水上機母艦としては、給油艦からの改造で能登呂、神威、輸送艦改造の特設水上機母艦が多数ありますが、割愛します。私が制作する機会があれば追記いたします。
より詳細な情報は水上機母艦のwikiを御覧ください。
補助艦艇
直接は戦闘を行わない、裏方にあたる艦艇たちです。
給糧艦
艦隊に食料を補給する艦です。有名な艦としては、「間宮」が挙げられます。
単純に食料を輸送する艦もありましたが、間宮や伊良湖のような大きい艦では、豆腐や甘味の職人がいたりしました。士官学校の同窓会を行ったこともあるそうです。
他には杵崎型の4隻(杵崎、早崎、白崎、荒崎)などがありました。
間宮(アオシマ)で制作しました。下記リンクで完成写真が見られます。

ピットロードからは、間宮と伊良湖、両方出ています。
工作艦
造船所がない泊地や港で艦の整備や修理を行う艦です。日本海軍で唯一工作艦として建造された「明石」が挙げられます。 ドイツから輸入した工作機械も搭載しており、非常に優秀な修理能力を保持していました。そのため米軍からも最重要攻撃目標に指定されていました。
アオシマとピットロードから出ています。

給油艦
艦船や航空機の燃料の石油を輸送する艦です。民間のタンカーとの大きな違いは、真水の補給も可能だったことです。
1/700の模型では、速吸がアオシマから出ており、ピットロードやフジミからいくつかの給油艦が出ています。
その他には、標的艦、大和型の主砲を運搬するための給兵艦「樫野」といった艦もありました。
より詳細は 補助艦艇のwiki を御覧ください。
今回はここまで。