こんにちは。なみだれです。
今回は模型メーカー「フジミ」の紹介をしていきます。
1971年からウォーターラインシリーズを販売していましたが、1992年に脱退して独自路線を歩むようになり今にいたります。
フジミは艦船模型メーカーの中で最も新製品開発に力を入れています。その方向性も初心者向けと中上級者向けの両方向に向いています。
また中上級者向けに純正のディテールアップパーツも比較的多く生産して、手に入りやすい物が多いです。
ウォーターラインと比較するとパーツを細かくしてより1隻1隻を精密に作成したい人に向いています。
フジミの艦船模型のラインナップ
フジミの製品は大きくは以下の3つに分けられます。
- 艦NEXTシリーズ
- 初心者向け。色分け成型とシールで塗装不要。スナップフィットで接着剤も不要。
- 特シリーズ
- パーツが細かく、初心者は避けたほうが無難。完成したときの達成感が大きい。
- 特easyシリーズ
- 特シリーズのパーツを色分け成型することで塗装不要。(一部はシールで再現)パーツの細かさは特シリーズと同じ。塗装が苦手な人向け。
パーツが細かい
フジミの最大の特徴は、とにかくパーツが細かいことです。特シリーズはもちろんですが、初心者向けの艦NEXTシリーズもスナップフィットではなく、接着剤が必要なボーナスパーツという形で同等レベルの出来栄えとなっています。
パーツが細かいのでボーナスパーツの組み立てにはピンセットが必需品です。
詳細は以下の記事をどうぞ。
ディテールアップパーツ
最初の1隻目を選ぶ時とかには関係ありませんが、専用のディテールアップパーツが入手しやすいこともフジミの特徴です。フジミの純正ディテールアップパーツは、戦艦や空母の木甲板シールやエッチングパーツがあります。
ディテールアップパーツは1万円を超えるような物も多い中、フジミのディテールアップパーツは5000円以下に抑えているので多少は、お財布にもありがたいです。
フジミはパーツが細かいと述べてきましたが、プラスチックの強度もあり、限界があります。エッチングパーツは、金属板を樹脂などでマスキングし、薬液で溶解させて精密なパーツにしたものです。金属なため非常に細かい造形を作成できますが、工作難度も跳ね上がります。
戦艦や空母の木甲板シール
戦艦や空母の甲板は、多くの部分が木甲板でした。このシールは、実際の木を使用しているため簡単に木目の感じを出すことができます。また甲板構造物の部分には、精密に穴がありますのでちまちまと筆塗りする必要もなくなります。
欠点(というか注意点)は、2点あります。
①シールの糊が、しばらくすると剥がれることがある。
制作してしばらくするとシールがめくれてしまうことがあります。対策としては、シールの端の部分に瞬間接着剤を塗って、接着しておけば問題ありません。
②木甲板シール自体の厚み
木甲板シール自体は0.3mm程度の厚みがあります。通常甲板と木甲板の境目や舷側(側面)でこの厚みが不自然に見えることです。気になる場合は、甲板自体を掘り下げたり0.3mm厚のプラ板加工をするなど追加加工が必要です。いつか実際の制作記でで紹介したいと思います。
エッチングパーツ
フジミの純正エッチングパーツを持っていなかったので代わりにアオシマの「朝潮」のエッチングパーツの写真を載せます。このようにプラパーツとは比較にならない精密感を出すことができます。
精密な代わりに工作難度も高いです。これについて書き出すと数記事分になるのでここでは紹介のみにしておきます。
フジミの作例
最後に私の作例を紹介します。
艦NEXT
軽巡洋艦【多摩(フジミ、艦NEXT)】
特シリーズ
特easyシリーズ
なし
今回はここまで。