こんにちは、なみだれです。
今回は、プラモデル作成には欠かすことのできない道具の一つであるニッパーについて書いていきます。2月8日でニッパーにちなんでみました。11月28日は「いいニッパーの日」なのでこの日にアップしたかったのですが、かなり先になってしまうのでただのニッパーの日にアップしてみました。
私が使っているニッパー
私は、4本のニッパーを使い分けています。
1押しニッパー
模型用のニッパーとして数年前に出てきた片刃のニッパーです。パーツの切り出しは基本全てこれで作業しています。

片刃のニッパーというのは下の図のように片方だけに刃がついており、もう片方は、まな板刃と書いてますが、刃はついていません。まな板刃を固定して、切刃のみを動かしていくことで切っていきます。

サブのニッパー
上の片刃のニッパーを買うまではメインで使っていました。

先端が一番細いので細いところを切るときは、今でも時々使っています。
ニッパーの切れ跡を比べてみる
どちらも模型用(プラスチック)ですが、どのように切れ方が違うのか比べてみました。

まっすぐな切れ跡です。まな板刃が当たっていたほうが少し白くなるときもあります。

こちらは両刃が合わさる中心部分で白くなるとともに結構えぐれてしまっています。えぐれているのでヤスリをかけても白い部分(白化)が残ってしまいます。
写真を撮るのでいつもより慎重に切ったつもりでしたが、こんなに大きく差が出るとは想像以上でした。
白化の部分を
金属用ニッパー
艦船模型を本格的に作ろうと思ったとき真鍮線とか金属を切ることもあるので買い求めたものです。プラスチック用のニッパーで金属を切ると刃がかけてしまうためです。
ロイヤルホームセンターの独自ブランドで「 漆黒シリーズ ミニニッパ125mm」です。

普通に切れますが、模型用ではないので切断面が山形にとがってしまいます。これから揃える場合は、模型用のものを買ったほうが良いでしょう。私が、これから買うのであれば、模型用途ならいろいろ使える以下のものにすると思います。
ランナーを切るときのニッパー
10年以上前に適当に買ったプラスチック用のニッパーです。刻印から調べるとフジ矢のプラスチックニッパー(バネ付 )90PS-125みたいです。今は販売終了となっています。

写真にあるようにいつの間にか軸が飛び出ており金槌でたたいても元に戻りません。太いランナーを切るときに使っています。
長く使うためのお手入れ
この記事を書くためにいろいろ調べたのですが、長く切れ味を維持するにはお手入れが重要とわかりました。ですのでお手入れセットを買いました。

中身は、メンテナンス油2本、歯ブラシ、紙ウェス(キムシート)です。紙ウエスは、毛羽立たないキッチンペーパーでも代用できる感じです。通常のティッシュやトイレットペーパーは紙の繊維が、残るので避けたほうが良いでしょう。

まず最初に歯ブラシでニッパーに残っているカスをきれいに落とします。
メンテナンス油の容器の蓋には、ブラシが付いていてそれを使って油を塗っていきます。

きれいに使っているつもりですが、拡大写真を見るとうっすらとサビがあります。

駆動部に油を塗って、刃を動かしてなじませた後、1回、紙ウエスで拭き取ります。
その後金属部分全体にもう1回油を塗り、紙ウエスで拭き取って完了です。油は取れにくいようなので使用前にもう1度拭いておきます。

相変わらずサビは気になりますが、ツヤが出た気がします。

説明書に書いてありましたが、刃の金属部分に手が触れないようにしたほうが良いようです。手が触れた部分は特に油をさすように注意書きがありました。皮膚の汚れと水分がサビの元なのだと思います。
ニッパーはカバーをつけて保管しよう
刃をむき出しのまま工具箱とかに入れておくと、他のものと当たってしまったり手に触れてしまうのでカバーを付けるといいです。アルティメットニッパーには付属品でついてきて気に入りましたので、近くのヨドバシで2つ追加で買って使っています。

もう少していれを重ねていけば、カバーの内側はフェルトみたいになっているのでメンテナンス油が染み込んでいい感じになることを期待してます。

片刃ニッパーの比較は以下のサイトでしております。購入のご参考になればと思います。
では、今回はここまで。
